GMO ペパボ急落

今買い時?

急激に下げた株価。

以前より購入しようかと思っているのですが、今買って大丈夫なのかな?

急落の原因

金融支援事業で大口債権の滞留が発生したことにより、貸倒関連費用が増加したことが要因

複数の大口取引先の財政状態が悪化し滞留債権が増加

BS(貸借対照表)の未収入金は20億円。
そのうち、現状のリスク分を引き当てした貸倒引当金の金額は13.7億円

2023年12月期 第2四半期
決算説明資料

売上高は過去最高となったものの、8.6億円の営業損失を計上

貸倒引当金

「貸倒れ」は債権が回収不能

取引先が倒産しちゃったとか。

株主優待

当社提供サービスなどに使用できる
ポイント及びクーポンを配布

配当は0円00銭へ

今期の配当予想は55円 → 0円となりました。

四半期連結財務諸表に関する注記事項

(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。

今年度の連結業績予想は赤字へ転落

金融支援事業の「FREENANCE」において第1四半期連結会計期間で貸倒関連費用を 1.8 億円計上したことを受けて、管理体制を見直し 5 月以降は全面的に提携企業取引の高額な請求書買取を停止しました。第2四半期連結会計期間において、運送業・建設業を中心に複数の大口取引
先の財政状態が悪化し、滞留債権金額が増加したため、滞留債権に対する貸倒引当金等の貸倒
関連費用を 10.9 億円計上したことから、第2四半期連結累計期間において 8.2 億円の営業損失を計上することとなりました。

堅調と見られていた金融支援事業

請求書買取額

支払いが先の請求書(売掛金)をファクタリング会社に買い取ってもらい、早期に資金化できるという今注目の資金調達方法

取引先に発行している請求書さえあれば事業形態や業種、経営状況問わず利用できるため、赤字決算で借入が難しい法人や、融資の審査が通りづらい個人事業主が利用していたと思われる。

人材サービス業界だけでなく2022年に入ってから運送業界でも提携先が広がり、利用者数の増加により請求書買取額が急増していた。

今後は?

Q2. 滞留債権の発生については5,6月がピークで落ち着いたとみていいでしょうか

A2.5月に滞留債権が発生した段階で高額の新規請求書買取を停止しているため、今後は落ち着いてくると考えています。

2023年12月期 第2四半期 決算説明会 質疑応答の要約

Q4.これまでは金融支援事業が成長ドライバーだったが、今後買取も抑制されやや成長は鈍化すると思います。今後成長ドライバーになりうる事業や中長期成長戦略について教えていただきたいです。

A4.今後の成長ドライバーと位置づけていた金融支援事業については前提が崩れてしまった背景があり、どこで今後成長していくかは計画も含めて策定中となります。当社は、ストック型ビジネスに強みがあり、個人やクリエイターを支援するサービスを提供することで強みが発揮できると考えています。既存のサービスでも、新しいことにチャレンジをしているので、そこに磨きをかけていきたいと考えています。
金融支援事業については、個人のクリエイターを金融面から支援するという本来の目的から外れてしまい、大口の案件中心になってしまいました。今後は、小口での案件を取り扱うようにし、成長スピードは若干鈍化しますが、当社の方針である個人やクリエイターに向けたサービス提供ができるよう、本来のビジネスに立ち返っていきたいと思っています。成長戦略については現在見直しをしていますので、再度策定をしたうえでみなさまにアナウンスをしたいと考えています。

2023年12月期 第2四半期 決算説明会 質疑応答の要約

成長戦略自体も見直し中です。

どうしよう

今回の損失が一過性のものであると判断できれば、来年の見通しは大丈夫じゃないかと思います。

この損失が来年も続くだろうと判断すると、株価はさらに低迷する事になるでしょう。

当面、貸倒引当金の影響は続くと予想します。

金融支援事業を今後どうかじ取りしていくのか?が問題です。

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