メキシコペソが急落
- コロナウィルスの影響
- 原油急落
なんと現在4.4円台です。
新型肺炎の世界的な感染拡大により市場でリスクオフの動きが加速し、ペソには下押し圧力が強く働いている状態
その上に、3月6日の主要産油国による協調減産協議の決裂を受けて原油価格が急落を受けさらにリスクオフが大きく進んでいる状態です。
メキシコペソの基礎的経済指標
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2019年はマイナス傾向
実質GDP成長率が前年比-0.1% 2009年以来10年振りのマイナス成長
2020年の経済成長率を下方修正
- 「治安の問題」(20%)
- 「国内政策の不確実性」(18%)
- 「国内経済の不確実性」(13%)
- 「対外市場および世界経済の弱さ」
経済指標の中で特に懸念されるのは、雇用環境の悪化
メキシコペソは高金利通貨
金利は6.50%
毎日スワップポイントがつく
USMCAの発行
米国・メキシコ・カナダ協定(べいこく・メキシコ・カナダきょうてい、米墨加協定、USMCA)
交渉の焦点は主に自動車輸出、鉄鋼およびアルミニウム関税、乳製品、卵、および家禽市場
2020年7月1日に発効
規制の国際整合、知的財産権保護の強化、貿易障壁の最小化
今後の見通し
6/2 現在、メキシコではまだ感染拡大が終息しておらず、南米では世界的な感染拡大の震源地となっています。
そんな中、アメリカに配慮する形でメキシコでの自動車産業が動き始めました。米国での工場再開に歩調を合わせる形です。工場でクラスターが発生しなければいいのですが。
チャンドラー氏は「手元のドルでリターンの大きい新興国通貨や株式を買う取引が活発で、米中関係の悪化という地政学リスクも過小評価されている状況だ」という。例えば南米では新型コロナ感染がまだ深刻だが、これまで売り込まれていたメキシコの通貨ペソやブラジルのレアルは足元で買われている。
NY金融・外為ハイライト ドル売り健在 米中対立も流動性相場に響かず 日経新聞5/29
感染拡大が終息しない中で、経済活動が再開されており、またいつ急ブレーキがかかるともしれない危ない状況でペソが少しずつ変われている状況が見えます。