コロナ禍で業績は厳しい
すかいらーくだけに関わらず外食産業の業績は結構厳しいものがありますよね。
決算短信に継続企業の前提に関する重要事象が
現在最新のすかいらーく決算短信には「継続企業の前提に関する重要事象」の記載があります。
(6)継続企業の前提に関する重要事象等
2020年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
当社は、当連結会計年度末日を評価基準日とする期間において、借入金の財務制限条項のうちネット・レバレッ
ジ・レシオに関する条項に抵触いたしました。こうした状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております
継続企業の前提に関する重要事象
これが記載されている会社は、倒産リスクが高まっている事を意味しています。
決算書は通常企業が継続する事を前提にかかれているわけですが、倒産リスクが高い会社は、「倒産リスクが高いけれど、企業が継続していく事を前提に決算書を作っています」ということを宣言しなければなりません。それが、「継続企業の前提に関する重要事象等」という記載になり、さらに倒産リスクが高まると「継続企業の前提に関する注記」に変わります。
倒産リスクが高まっていて優待は出せる?
株主優待制度の変更など、可能な限りのキャッシュアウト抑制を実施いたしました。株主優待制度については持続的成長の追求を優先事項ととらえ、収益構造改革の一環として慎重に検討した結果、制度を変更した上で継続させていただくこととしました。
2020年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
当連結会計年度の売上は非常に厳しい状況となっていると書かれており、株価対策としても優待は最低限出していく方向になっています。
すでに配当は0円であり、優待は縮小して継続しています。
純利益が赤字
すかいらーくさんが悪いわけではないです。
何しろコロナでお客さんが入らない。既存店の売り上げが減る事により、当期利益は-172億円の赤字。
まとめ
株価は、一時期より上がってきていますが、経営自体は厳しいです。優待をもらうために今がチャンス?という考え方があるのか。業績に伴わない優待の配布は経営にダメージを与えますし、危険な感じがします。