コロナなのに営業利益増加
営業利益 前年より35,356百万円増加しています。
予想通りです。350億円という増益幅。営業利益は第二四半期だけで5千880億円。コロナにも負けない順調な成長率。通信業界はコロナが追い風になっています。
業績好調です。売上高は減少しているものの、売上原価が下がり利益率が向上しています。
売上高減少と営業利益増加の原因は
端末販売収入の減少
端末販売コストの減少やエネルギー事業の粗利の増加
自己株式取得
経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び株主還元策の一環
経営陣としてはこのあたりが株価も底にきたという認識でしょうか。
配当増配予想

配当も増配予想です。昨年合計115円から、本年は120円へ。利益が伸びている分をしっかり株主に還元していく姿勢が打ち出されています。
配当性向
1株当たり当期利益予想 278.27円

配当予想から、配当性向を計算すると、
120 ÷ 278.27 = 0.431
43.%
余裕を感じる配当性向です
今後の業績見通し
まだ菅内閣要請の値下げの影響が出ていない(2020年4月1日~2020年9月30日)の決算なので、何とも言えませんが、値引き対象になるのは、通信量の多い一部のユーザって事で、やっぱり営業利益に関する影響は軽微だと思います。

目標に向かって順調に推移しています。
今後も成長するのか?
私が期待するのはIoTです。すべてのものがインターネットに接続される時代と言われています。つまり色々なものに通信システムが乗るって事です。

例えば、トヨタ車全部にKDDIの通信SIMが搭載されたらどうでしょう。
人口減少により、携帯契約者は減る事が見込まれますが、これからもすべてのものが通信システムを搭載する事を想像すると、どんどん需要は高まる成長分野だと思います。
見通しが明るいKDDI
官とつながりの強いNTT
どうもNTTは通信がしっかりしているのはいいのですが、他の事業を手掛けてもなかなかうまくいきません。
投資会社になったソフトバンク
Softbankは親会社のソフトバンクグループに牛耳られ、配当性向もめちゃくちゃ高いですが、携帯事業にしっかり軸足を残せるのでしょうか
利益拡大中のKDDI
営業利益を拡大し続けているKDDI。参入障壁も高く、これだけの稼ぎを出せる企業はなかなかありません。