売上高・営業利益ともに伸長
営業利益 前年より27,100百万円増加しています。
成長領域が順調に推移し、業績をけん引しています。
業績好調です。売上高は減少しているものの、売上原価が下がり利益率が向上しています。

(2021年1月29日)
成長領域における取り組み
IoT回線契約
交通と通信の融合、スマートメータや、コネクテッドカー
金融・決済 au Payカード、スマホ決済 au PayとPonta連携
auじぶん銀行、au カブコム証券
配当増配予想

配当も増配予想で、変更ありません。昨年合計115円から、本年は120円へ。利益が伸びている分をしっかり株主に還元していく姿勢が打ち出されていまし、利益伸びているからこのまま配当出そうです。
配当性向
2Qと変わりがありません。
1株当たり当期利益予想 278.27円

配当予想から、配当性向を計算すると、
120 ÷ 278.27 = 0.431
43.%
余裕を感じる配当性向です
今後の業績見通し
まだ菅内閣要請の値下げの影響が出ていない(2020年4月1日~2020年12月31日)の決算なので、何とも言えませんが、値引き対象になるのは、通信量の多い一部のユーザって事で、やっぱり営業利益に関する影響は軽微だと思います。
povoについては、ドコモ、ソフトバンクにない、必要な人だけが必要なぶんだけオプションを選べるというところに魅力があります。また、大手3キャリアともに、端末は別売であり、この点を政府の方はあまり意識していないのかと思いますが、実質の通信料金はあまり変わらないと思います。
ただ、楽天プランは脅威になり得ます。
ライトユーザなら、無料でスマホを持てるって事です。それも、国内通話かけ放題まで無料です。こんなプラン見たことない。
たら、Rakuten Linkアプリの通話品質はLINE電話と同じ感じだと考えたらよいです。あまり通話品質はよくありません。ただ、普段はあまり使わないけど電話番号はあった方が便利という方は、みんなこのプランに変更していくのではないでしょうか。
今後も成長するのか?
私が期待するのはIoTです。すべてのものがインターネットに接続される時代と言われています。つまり色々なものに通信システムが乗るって事です。

例えば、トヨタ車全部にKDDIの通信SIMが搭載されたらどうでしょう。
人口減少により、携帯契約者は減る事が見込まれますが、これからもすべてのものが通信システムを搭載する事を想像すると、どんどん需要は高まる成長分野だと思います。
逆に、通信インフラとして利用されるスマホ料金は、楽天の驚異的なプランにより熾烈な競争にさらされる事が予想されます。楽天が法人分野まで手を広げてくるのはまだ先ですが、ネットを使っている若い方は、このままだと楽天経済圏に取り込まれていくかも。
見通しが明るいKDDI
官とつながりの強いNTT
どうもNTTは通信がしっかりしているのはいいのですが、他の事業を手掛けてもなかなかうまくいきません。
投資会社になったソフトバンク
Softbankは親会社のソフトバンクグループに牛耳られ、配当性向もめちゃくちゃ高いですが、携帯事業にしっかり軸足を残せるのでしょうか
利益拡大中のKDDI
営業利益を拡大し続けているKDDI。参入障壁も高く、これだけの稼ぎを出せる企業はなかなかありません。