コロナ暴落 小松製作所(6301)は買い時じゃない?

イラスト コマツ

小松の基本情報

わが日本が誇る、建設機械で世界2位の企業。アジアでも幅広く展開。IT活用強みがあって、CMもよく打ってます。無人で動くあの大型建機をもっているコマツです。基幹部品は日本、組み立て現地化で行っています。

北米の売り上げが業績下支えだけど

北米が販売の稼ぎ頭

米国の建設投資は頭打ちで、これ以上伸びる可能性は低い

QUICKコンセンサスでは、コマツの今期業績は前期比3割減益としている会社予想よりやや強めの着地を見込む。

コマツ、ライバル失速が映す米国の暗い影

中国では最大手の三一重工を中心とする現地メーカーがコマツなど外国メーカーより約2割安い価格で攻勢をかける。コマツの見通しによると19年の中国の建機需要は前年比で最大10%増えるのに対し、コマツなど海外メーカーの販売は10~20%落ちる。

コマツの純利益30%減 今期、東南ア・中国で苦戦

中国の建機大手、三一重工が2月、株式時価総額で初めてコマツを抜き、米キャタピラーに次ぐ世界2位に躍り出た。新型コロナウイルスの震源地にありながら、中国政府による景気対策への期待などで株価が上昇。コロナ警戒で急落したコマツを上回った。技術力も年々向上しており、世界の建機業界はキャタピラー、三一、コマツの「3強時代」に入ろうとしている。

中国・三一がコマツ抜く、コロナ相場に建機未来図

増収増益

17.3 18.3 19.3 と増収増益を続けてきたコマツ。ただ、中国現地おメーカーの台頭で売り上げが落ち、最近少し陰りが見えていたのですが、このコロナの影響で一気に株価さがっています。これって買った方いい?

北米だけ売り上げも堅調だったようですが、中国現地メーカーの台頭により厳しい状況になっています。

自己資本比率がめっちゃ高い

48.4%

いわずとしれた名門優良企業です。自己資本比率が、50%近いってまれです。

キャッシュフロー

営業CF 2,025 ( 1,483)
投資CF -1,872 (-3,777)
財務CF -36 ( 2,439)
現金等 1,484 ( 1,443)

営業CFとは、本業による収入と支出の差額。プラスなので本業が順調。それも前期と比べて拡大。他の小さな企業と比べると莫大な利益を生み出しているのが分かります。

投資CFとは、固定資産や株、債券などの取得や売却をした時の現金の流れ。投資をずっと続けて行っている。

財務CFとは、キャッシュ(お金)の不足分をどう補ったかの指標。お金を返済などにあてていてマイナス。今期は返却に充てたんだろう。

現金等 前の期と比べて若干上がっており、ずっと堅調なんだと思います。

流動比率

流動比率(%) 181.95%

ままぎれもなく、すぐに倒産するような会社じゃありません。

ROE/EPSの変化

ROE(自己資本利益率)

株主が拠出した自己資本を用いて企業が株主のためにどれだけの利益をあげたか。

17.3 7.33%

18.3 12.12%

19.3 14.74%

ここ3年の業績はぴか一です。

EPS(一株当たり利益)

1株に対して当期純利益がいくらあるのかを表している

17.3 120.26円

18.3 208.25円

19.3 271.81円

ここ3年間順当に利益を伸ばしてきた事が分かります。

まとめ

コロナが終われば、各国公共投資を行って景気回復を行うと思います。その時に欠かせないのがコマツです。将来性高いと思います。

ただし、三一工業といった中国メーカーの台頭も見逃せません。

パソコンや、半導体分野のように中国メーカの薄利多売構成に耐えられるのか、イノベーションを起こし続けられるのかが今後のコマツの命運を左右しそうです。

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