第2四半期決算
収益はトータルで-8.9%の減少です。
特に金額的落ち込みが大きいのがワーナーメディア。
コロナの影響で映画館の閉鎖が続き、話題作の公開延期などが影響しています。
ワーナーメディア
コロナの影響を大きく受け、劇場公開が大きく収益いえいきょうしていますが、EBIDAとキャッシュフローは、コスト削減により相殺されている事をアピールしています。
債務について
170億ドルの長期債務を発行し、低い金利で借り換えができたことで、3年間で150億ドル削減できたようです。
コロナで、銀行などが低金利でお金をかしてくれるからかな?
HBO Maxは順調
HBO Maxの契約者は3,600万人に上るようです。第1四半期は3,300万人で300万人の増加となります。
衛星放送の減少
衛星放送のプレミアムTV[ディレクTV]などの契約者数は88万6千人の減少。現在の加入者数は1,770万になりました。
ブロードバンド契約は10万2千人の減少。
その代わり光ファイバーの契約は22万5千人の増加となっています。
営業利益半減
第2四半期の営業利益は、前年同期75億ドルに対して35億ドル。Vrio(元DirecTV)のれんの減損、解雇費用、COVID-19コスト、収益と営業費用の減少によるものです。
ベネズエラの政情不安によりDIRECTV事業を閉鎖する必要がありました。
配当は大丈夫?
AT&T’s Dividend Is Safe Despite Falling Earnings — Here’s Why
決算を見る限りでは配当が安全だとは言い切れません。
過去6か月の純利益は65億2600万ドル
前年同期6か月の純利益は、83億2200万ドル
配当費用は74億7,400万ドルです。
長期債務は1,534億ドル。
Motley Fool の記事によれば
フリーキャッシュが 114億9,300万ドルあり、配当費用をカバーするのに十分な現金があるので楽観的な見通しになっています。
ただ、今後もCOVID-19の影響があると思うと、あまり積極的に買い進める期にはなれませんね。