2018/10/13 日経新聞からひも解く

ダウ工業平均株価が小幅反発している。あてにならない市場関係者の論評としては、世界経済は拡大が続くとの見通して、ここから大きく崩れる事はなさそう。

NY株、4日ぶり反発 287ドル高 ハイテクに買い
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比287ドル高で終えた。アップルなど、前日までの下げがきつかったハイテク株を買う動きが優勢になった。

中国、打算の対日急接近、自動運転技術で連携合意、米の規制強化に備え、日本企業、バランス苦心。
日本側にとっても中国と組むメリットは大きい。中国は世界の新車販売の3割を握る最大市場。日本車メーカーは中国市場で独フォルクスワーゲン(VW)や米ゼネラル・モーターズ(GM)などの欧米勢に出遅れており、次世代車での巻き返しを狙っている。本メーカーにとって米国も重要市場で、日本政府も貿易戦争では米国との同盟関係を重視する。日本企業が中国企業との協力を進めすぎればトランプ政権から標的にされるリスクがある。

日経平均見通し、市場関係者に聞く、年内、強気派が優勢、下値は2万2000円前後。
日本株の下げは限定的になるとの見方が多い。JPモルガン証券の阪上亮太氏は、株価のボラティリティー(変動率)の急上昇が売りを呼んだ構図は2月の急落時と同じとしつつも「全体がリスク回避に傾いておらず、調整は長引かない」とみる。「投資家からどこで買いを入れるべきか、何を買うべきかという問い合わせがきている」という。
 野村証券の若生寿一氏は「世界景気に加速感はないが拡大が続く」と指摘。企業業績の伸びや株主還元の強化を手掛かりにした上昇余地はなお大きいと指摘する。

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