AT&Tは高配当銘柄
AT&Tは高配当銘柄です。
1株あたり、2.08ドルの配当が入ります。現在、株価28.76ドル。配当利回りは7.2%と信じられないくらい高い配当金がもらえます。
配当落ち日は4回。1月4月7月10月。つまり配当金は4回に分けて支払われます。
高配当なのに、株価は低迷中で、理由は債務が大きい事にあります。この現状から、第3四半期決算を見て投資しても大丈夫なのか?について考えてみたいと思います。
第3四半期決算
収益はトータルで前年比5%の現象です。2Qが、8.9%の減少だったので、減少幅は少なくなったとみる事ができます。
特に金額的落ち込みが大きいのがワーナーメディア、とラテンアメリカ。本業の携帯事業は+1.1%なので、本業は好調です。
コロナの影響で映画館の閉鎖が続き、話題作の公開延期などが影響しています。ラテンアメリカについては、加入者の傾向は改善しているものの、為替の影響を大きく受けているようです。
Subscriber trends improve; financial results reflect FX impacts
AT&T Investor Update
ワーナーメディア
コロナの影響を大きく受け、スポーツが2010年第3四半期に移行することによる広告収入とコストの増加との事です。
Higher advertising revenues and costs from sports shifting into 3Q20
AT&T Investor Update
債務について
気になるのが債務状況です。純負債は、149Billions。1,490億ドルの巨額負債を抱えています。単純に1ドル100円計算しても、14兆9,000億円の債務を抱えている状態です。ここが投資家から敬遠される大きな理由となっています。
HBO Maxは順調
第二四半期の情報でHBO Maxの契約者は3,600万人に上り、第1四半期は3,300万人で300万人の増加となります。
また、第三四半期では
38 million exceeds previously announced year-end target of 36 million
AT&T Reports Third Quarter 2020 Results
年末目標の3,600万人を超え3,800万人の加入者となっているようで、さらに順調に推移しています。
収益はコロナによるコスト増で減少
Revenues of $42.3 billion
AT&T Investor Update
423億ドルの収益は、前年同期446億ドルからくらべれば減少していますが、2Qの40億ドルの減少に比べれば、20億ドルの減少となっており、徐々に収益が回復している事が分かります。
配当は大丈夫?
配当性向は、2Q発表時60%大都の事だったのが、50%台後半となり、改善傾向です。
Expect 2020 free cash flow of $26B or higher with a dividend
AT&T Investor Update
payout ratio in the high 50s%
まとめ
巨額負債を抱えている事には変わりないので、買いましていく事はちょっと控えたいですが、持っているAT&T株をすぐに売ってしまわないといけないほどひっ迫しているようにも思えない決算結果でした。