1,000円の値引きで176億円の損失?
KDDIホルダです。KDDIはもっか下落中。お得なのか、それとも、官製値下げの影響を受けて、利益を出せない会社になるのか有価証券報告書を確認するのと同時に、契約者数と値引き額によってどれくらいの影響が出るのか試算してみました。
利益は拡大し続けている
私が、このKDDI暴落時に手を出した一番の理由は、売上高、利益ともにずっと拡大している事です。今後も業績を伸ばし、安定的に配当も出せるのではないかとの思惑から安くなったこの機会に手を出しました。
営業キャッシュフローが増えてる
営業キャッシュフローも増えている事から本業で儲けている事も確認できます。
従業員が増えている
従業員が増えている事からも、事業拡大路線である事が分かります。
自己資本比率も超優良
自己資本比率も、40%をゆうに超える超安全優良企業です。
現金も増えてる
現金も順調に増えています。
事業内容
個人向けの通信サービス(au・MVNO携帯電話、FTTH、CATV)及びエネルギー、教育サービス、コマー
ス、金融・決済、エンターテインメントサービス等の提供
企業向けの通信サービス及びICTソリューション・データセンターサービス等の提供
通信設備建設及び保守、情報通信技術の研究及び開発等
事業リスク
他の事業者や他の技術との競争、市場や事業環境の急激な変化
通信の秘密及び顧客情報(個人情報・法人情報)の保護
電気通信等に関する法規制、政策決定等
まさに、菅政権が行おうとしている、携帯料金引き下げ政策のあおりを受け、株価がグングンさがっています。これが、収益悪化、株価長期低迷に入るのか、それとも何も影響しないのか。これがKDDI株を購入して良いかどうかの判断基準になります。
株式の状況
値下げの影響はどうなる?
現在のau契約数は 59,243,000契約ある。
法人の値引きの現状は、官製値引きが言われる前からパーソナルと比較してかなり安いレベルになっている。どういうからくりかは分からないが、端末もセットにし、台数をまとめてかなり安い金額に抑えられている。今回の官製値引きは主にパーソナルに影響するものとして、
個人でスマホを持っている、au契約者数は、
23,970,000(au契約者数) × 0.736(スマートフォン浸透率) = 17,641,920人
一律1,000円の値引きを行った場合の売り上げ減額(おそらくそのまま利益に反映される金額になる)
-17,641,920,000円 = 176億円の損失となる。
1,000円の値引きで176億円の損失
1,000円値引きされた場合税引き前利益と比較
税引き前利益 1兆200億円
ここから、176億円を引くと税引き前利益は
1兆24億円
となる。
まとめ
値引きにより利益を押し下げるのは確実
1,000円くらいまでの値引きなら増益を保てるのでは?